改革派の旗艦と思われる飛空艇。面白い能力を持っておりその力は未知数です
ずっと2枚の霊気の羽が口で鯨みたいなフォルムだなと思ってたんですが、よく見てみるとそこは頭じゃなくて側面で鯨の尾ひれっぽい部分が前部なんですね。カラデシュ特有の流れるようなフォルムのせいですっかりキランの真意を見誤っていました。

それにしてもキランの真意号とは意味深な名前ですね。もしかしてとんでもないどんでん返しが待ち受けているのでしょうか。実はテゼは前座でピアが黒幕だったりして。カラデシュはスターウォーズっぽいところがありますがさすがにそこまではしないですよね。いずれにしてもストーリーの行方が楽しみです。

カードの方は伝説の機体で2マナ4/4飛行警戒の搭乗3。現状では搭乗3は乗れなくても仕事するカードしか使われていませんので、戦闘以外に仕事のできないキランの真意号は微妙な機体ということになります。

しかしこのカードの真意・・・真の強さがわかりにくくなっているのがもう一つの能力である忠誠カウンター1個消費で4/4飛行警戒になるという能力。これって強いのでしょうか、弱いのでしょうか。ウィザーズからの挑戦状ですね。

真意号があれば本来PWの忠誠度が相手の3/3の攻撃で3減ってしまうところが1減らすだけですむということになります。警戒があるので攻撃しつつPWの忠誠度の減りを抑えることも可能。

例えばナヒリの+2で手札を整えつつ、真意号で殴って、ナヒリを守ってとやれば忠誠度は変わらずです。キランの真意号でスカイソブリンに乗り込むという荒業もありですね。キランの真意はスカイソブリンにあったのです。

全軍突撃したいときもPWがいれば、その合計打点には搭乗3を引いた1点ではなく、真意号のパワーそのまま4点を追加で上乗せできます。つまりサポート役として採用したPWがアタッカーに化けるということですね。
娘のチャンドラを搭乗させる場合は+1能力と合わせて6点追加ということになります。

デッキをPWで埋めるのは難しく搭乗できるクリーチャーも必要になってきますのでアグロやミッドレンジがその居場所ということになりそうです。かといってPWがいない場合は微妙な性能ですがPWがいる場合は様々なプランを組み立てることができそうです。

強く使う方法はありそうですが、それがどれだけ強いかはやはり掴みきれません。キランの真意は果たしてどこにあるのでしょうか。

キランの船ならやっぱりチャンドラが乗り込まないとですよね。ギデオンと一緒にお父さんの元へ挨拶にいきます。(過去にはちょっといい雰囲気になったこともあったようななかったような。)

アグロデッキではサポート役としてPWを採用することはよくある話ですが肝心のアタッカーが減ってしまってはアグレッシブに振る舞えないので数は4枚以下の場合がほとんどです。しかしキランの真意号があればPWを目一杯入れてもそのままクロックになるのでガンガン攻めていけます!

チャンドラ乗れば6点、ギデオン乗れば9点、守りもそれぞれの忠誠度能力と合わせてバッチリなのでダメージレースにも強いです。・・・多分。キランの真意はそんな簡単にはわからないのです。

1マナもりもりのアグロですがPWが最初から8枚も入っていればサイド後は重たいコントロールプランを取ることもできそうです。ただ殴るばかりではない。キランの真意は底知れません。
 
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