異界月のフルスポイラーがでました。これまでは基本セットがスタンダードのカードプールの隙間を埋める形で存在していましたが、異界月からは2セット3ブロック制の一翼を担うことになります。

異界月に求められるのは何と言っても黒、赤、青の復権です。久しぶりにダブルシンボルで強いカードが多めのセットなのでそれらを活用する既存の2色デッキが再び注目を集めそうです。イニストラードを覆う影環境では緑白に駆逐されてしまいましたが新たな武器を手にリベンジを挑みます。

まずはイニストラードを覆う影活躍予想ランキングの反省会です。
10位:石の宣告
9位:床下から
8位:死の重み
7位:大天使アヴァシン
6位:無情な死者
5位:黄金夜の懲罰者
4位:サリアの副官
3位:ファルケンラスの後継者
2位:精神壊しの悪魔
1位:アーリン・コード

まさかのTOP3全滅。ここまで赤黒が弱体化していたとは思いもしませんでした。ドロコマなんて本来エンチャントいじめるだけのたいして強いカードじゃないはずなのにその程度のものにすら対処できない赤黒になっていたということに気づけなかったのが全てですね。おまけにPW1位指名は1年前のサルカンに続き大外し。なんのフラグだこれは・・・。
選んだ白のカードは全部当たりですがそれだけ。緑のカードは結構多く活躍したのに1枚も選ばないという体たらく。ぐうの音もでない大敗北でした。

では異界月のスタンダード活躍予想ランキングです。


10位:殺害

殺害がスタンで活躍する日がこようとは。いや別に使われると決まったわけではありませんが、3マナのインスタント確定除去です。軽くはありませんが無色のエルドラージどももしっかり倒せますし普通に使われるでしょう。待望のインスタントドローも出てきましたし、人間部族が駆逐されるようなことがあれば殺害で着実に盤面をさばいていくコントロールの出番がやってくるでしょう。おそらくきっと。

9位:約束された終末、エムラクール

6マナで唱えるデッキはさすがになさそうですが、8くらいならランプだけでなくミッドレンジ、コントロールでも狙えそうです。そしてその価値はもちろんあるでしょう。実際に様々なエムラクールデッキが出てくるとまでは思いませんが、各カードタイプを無理なく採用するデッキはひとつくらいは出てくるのではないでしょうか。

8位:集団的抵抗

かき立てる炎クラスの活躍も期待できそうな超新星。ソーサリーはもう十分間に合っているのですが、これだけ強ければソーサリーでも仕方ないでしょう。できるだけ温存して増呪を最大限有効活用したいです。闇住まいで再利用しても増呪コストを支払えるので、もしそれをゴーグルのマナで支払ったならば・・・もはや抵抗ではなく制圧ですね。

7位:膨らんだ意識曲げ

黒くない黒のクリーチャー。1:2交換して相手の手札を把握したうえで5/5が登場します。おまけにエルドラージサポートまで誘発。どのようなデッキで活用するのが最も強いのか皆目見当もつきませんが、それだけにポテンシャルは非常に大きなものを感じます。

6位:最後の望み、リリアナ

3マナPWの強さは安定していますね。最後の望みというだけあってリリアナも文句なしの強さです。デッキこそ選びますが3マナで一方的にアドバンテージを稼ぐことができ戦闘も有利に運ぶことができます。しかし問題は黒の不遇ぶり。メタゲームの蚊帳の外に置かれてしまっている黒の最後の希望になってくれるとよいのですが。

5位:折れた刃、ギセラ

異常に高い戦闘力を誇り、合体という必殺兵器まで備えたギセラ。本来ならぶっちぎりで1位に指名したいところですが、同じマナコストを持つギデオンとの熾烈な枠争いが待っています。レジェンドとPWということもあり枠は分かち合うかもしれませんし、ギセラ優先という時期もあるでしょうが、基本的にはギデオンの方が上かなと思うのでこの位置です。

4位:実地研究者、タミヨウ

カードはガンガン引くわ、邪魔者はドンドン引き倒すわと大幅なイメチェンを敢行したタミヨウ。その姿は変わらずともやってることはもはやインディ・ジョーンズ。実際のところリリアナの方が強いと思っていますが彼女は孤立無援でありタミヨウは今をときめくバントカラーの化身。どちらがより活躍するかは火を見るより明らかです。

3位:異界の進化

龍王たちが落ちるまであと僅かですがその強さは未だ健在。緑絡みの様々なデッキから進化した龍王が飛び出てきそうです。もちろんクリーチャーコンボを決めるための活躍にも期待できます。様々なデッキを進化させてメタゲームを異界に導いてくれると思います。

2位:呪文捕らえ

4マナ以下ならなんであろうと追放してなかったことに。除去でもクリーチャーでもなんでも弾いてパワー2飛行が増えるのはやりすぎです。除去されれば呪文が戻ってきますが、稼いだ時間は勝利を確実に近づけてくれます。後手3ターン目ランドセットエンドで相手4ターン目に4マナ呪文を捕らえられたら最高です。

1位:異端聖戦士、サリア

サリアの与えるインパクトは絶大です。3色デッキの要、進化する未開地をゴミにし、ブロッカーを地に伏せさせる。両方がハマったら2ターン分の時間を奪ったことになり、それはゲームの趨勢を決定づけるのに十分な時間です。サリア自身の戦闘力も高く人間サポートも充実しており隙がありません。デッキ構築の段階からプレッシャーを与える非常にやっかいなレジェンドです。
以上です。上位にはやはりというかなんというかトップメタを強化するカードが並んでしまいました。赤が少なくインスタント火力も収録0枚という異常事態に直面しているのですが、他の要素はなかなかの粒揃いで大変興味深いです。デッキが成立したとしてその強さまでは推し量りきれないためランクインはしませんでしたが、いい意味で期待を裏切ってくれそうです。

ちなみに部族はだめそうですね。部族はイニストラードのメインテーマではないにしてもひとつくらいは人外部族のトップメタ入りを期待していたのですが。そうは言っても緑のエルドラージ・狼男は強いですし、吸血鬼もそこそこやれそうではあるので諦めるのはまだ早いのかもしれません。









おまけ。ロマンあふれるカード枠
Grim Flayer一見パワフルでロマン枠には相応しくない2マナ4/4トランプルに強化占術3という残忍な剥ぎ取りですが3ターン目にはもじもじしてるだけでしょう。満月の呼び声つけて殴れば面白そうですがもうこの時点でロマンです。過去と取っ組み合ったりテラリオン置いて必死に昂揚させようとしてる間にドロコマを構えられている現実がある以上、実際に必要だったのは道探し精神壊しによる安定したドレッジエンジンだったのですが、そうならなかった以上昂揚アグロはロマンです。