青の定番、クローン亜種がいつもとは趣向の違う効果を持って登場したのでプレビュー
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何が違うのかというとなぜかアグレッシブなのです。コピーするだけでなく一時的に追放までしちゃいます。
うまく使えば相手の展開を阻害できそうですし、毎ターン違うコピーになることもできるのでいろいろ悪用もできそうです。

コピーになる能力に着目すると自分の強力なクリーチャーをコピーしても追放で頭数は増えず戦力アップにはなりませんが擬似警戒擬似速攻として働きます。

ETB能力の使い回しを狙う場合は低スペックだとただのチャンプアタックになって一度しか使い回せません。

対戦相手のクリーチャーをコピーするとクリーチャーを奪ったような状態になりアタックが通りやすくなるので最後の押し込みには便利です。・・・が劣勢時には役に立ちませんし、やはり4マナと1ターンかけるほどのものでもなく。

思った以上に使い勝手が悪い身分泥棒ですが相性のいい相棒は思ったよりいます。
  • 不毛の地の絞殺者 追放した相手クリーチャーを昇華者能力で墓地送り
  • 虚空の従者 毎ターン墓地送りにしつつ末裔トークンが増えていく
  • つむじ風のならず者 アンブロッカブルで確実に生還しつつソプターが2体ずつ増えていく
  • ゴブリンの闇住まい 威圧という回避能力がつきつつ呪文使い回し
  • ウルヴェンワルドのハイドラ サイズで討ち取られにくく、ETBでさらにサイズアップ
  • 精神壊しの悪魔 4/5飛行で殴りながら墓地が超速で肥える
  • 先駆ける者、ナヒリ 奥義で出したファッティを追放してバウンス効果を無視する
  • 各種リセット 自分のファッティを追放してリセットで一掃すれば後で戻ってくる
なおアタルカは使いまわすと強力ですがレジェンドなので1回限りです。またクローン亜種といえばコピー元は対象に取らず選ぶのが普通ですが身分泥棒は対象に取るので立っているオジュタイはコピーできません。

毎ターンETB持ちファッティを展開して擬似警戒擬似速攻で殴れたら強そうです。展開し終われば相手クリーチャーコピーで追放してトドメの一撃というのが理想の動きになりそうですね。

コントロール寄りに使うならゴブリンの闇住まいがいいですね。まずETBで除去を撃てば4/4威圧になった身分泥棒の生還率があがり、ターン終了時にまた除去。墓地もあっという間に枯れそうです。

ETB使い回しといえば変異エルドラージですが身分泥棒は殴るだけだからマナを食いません。手札もちゃんと使えますし、相棒もしっかり選べば毎ターン使い回すことは難しくありません。

一見使いづらそうな身分泥棒ですが構築次第では相当なハイパフォーマンスを発揮してくれるに違いありません。


しっかり組むなら赤で闇住まいか緑でファッティかという気もしますがここは変異エルドラージとあわせてブリンクしまくる方向で挑戦。

身分泥棒で相手の一番いいクリーチャーをコピーして殴りにいけるならそれでもいいのですが、基本は5枚目以降の変異エルドラージとしてコピー能力をフル活用。飛行やタフ6、アンブロッカブルで戦闘から生還しながらターン終了時のETB誘発で戦力を増強して戦っていきます。

特にならず者のアンブロッカブルは反射魔道士の2/3ボディでも生還できるので2点クロック刻みながらの反射ハメができたり、復興の壁の覚醒効果を重ねがけしてアンブロッカブルにして突っ込ませたりすれば2、3ターンで決着がつきます。  
PC版サイトでは簡易ソリティア機能でデッキを回してみることができます。