マジック・オリジンの新メカニズム、高名を持ったカードをプレビュー。
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高名は戦闘ダメージを通せば誘発して強化されたり能力が増えたりするメカニズムです。 どちらかと言えばリミテッド向けのメカニズムのようで構築級のものは少ないですが、そんな中でもこの巨人はなかなかのインパクトを持っています。
高名の戦闘ダメージを通せばという条件はよくある条件なのですが達成が決して簡単ではなくトーナメントシーンでは使われるものより使われないもののほうが遥かに多いです。
それは多くの場合素のスペックが貧弱でサポート無しで戦闘ダメージを通すのが難しいためです。しかし辺境地の巨人は素のスペックが5マナ6/6とかなり優秀。そして高名を達成すればなんと12/12です。

回避能力は持っていないため高名の達成は難しいかもしれませんが、複数ブロック禁止という除去耐性は持っているためいずれは達成できます。

除去耐性と言いましたがインスタントなどの普通の除去には無力なのでなんちゃって除去耐性ではあるのですが、しかし戦闘では常に1対1です。4/4と3/3にブロックされて結局1:1交換されて実質除去されているなんてことにはなりません。

一方的にブロッカーをなぎ倒し続け、いずれはプレイヤーに6点与えて高名を達成しそれ以降は12点という必殺の打点を突きつけることができます。

もし戦闘で負ける場合はアタルカやポルクラノスなら見ればどうなるかわかりますがアブザンだけは注意です。サイ魔除けで6/7になって負けでもしたらその戦闘だけでなくゲーム自体に負けかねません。

6/6なんちゃって除去耐性とは言え5マナはやはり重く、トカゲという天敵もいるためトーナメントシーンで見かけるかは微妙なところですが、巨人をマナカーブの頂点に据えたデッキが活躍しても不思議ではありません。

OutlandColosus

巨人の高名をより確実に達成するためには、3,4ターン目のクリーチャーを除去させればいいのです。
そうして巨人が生き残ればや踵裂きやチャンドラ、ティムールの激闘でサポートして高名を達成。除去される前に必殺の一撃を叩き込んで勝つ前のめりなデッキです。

中速の5マナ域といえば嵐の息吹のドラゴン囁き森の精霊で単体のパワーではやはり見劣りしてしまいますがブン回りならば断然辺境地の巨人でしょう。
辺境地の巨人お試し用緑赤ミッドレンジ
8  《森/Forest
6  《山/Mountain
4  《樹木茂る山麓/Wooded Foothills
4  《奔放の神殿/Temple of Abandon
2  《マナの合流点/Mana Confluence

4  《エルフの神秘家/Elvish Mystic
4  《爪鳴らしの神秘家/Rattleclaw Mystic
3  《荒野の後継者/Heir of the Wilds
4  《ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster
3  《ゴブリンの踵裂き/Goblin Heelcutter
3  《世界を喰らう者、ポルクラノス/Polukranos, World Eater
2  《狩猟の統率者、スーラク/Surrak, the Hunt Caller
4  《辺境地の巨人/Outland Colosus
3  《ティムールの激闘/Temur Battle Rage
4  《かき立てる炎/Stoke the Flames
2  《紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster
deckchart
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